医療従事者の方々への講演@絹谷産婦人科研修会 in 広島(2016年5月20日)

去る5月20日~21日、広島にある不妊治療専門クリニック「絹谷産婦人科」の絹谷正之院長先生を訪ね、2日間に亘り講演させていただきました。

1日目は、医療従事者の方々向けの講演。
2日目は、絹谷産婦人科に通われている患者さん向けの講演。

絹谷院長先生は、年に3回ほど、ドクターだけではなく、コ・メディカル(看護師、検査技師、医療事務員、胚培養士等)の方々も交えて研修会を開催されています。称して「絹谷産婦人科研修会」。絹谷産婦人科の様々な仕事に関わるスタッフだけではなく、近隣の産婦人科医やコメディカルのスタッフにも声がけをし、地域全体での知識向上を目指した勉強会とのこと。

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これまでに、「出生前診断の基礎」「不妊症患者の心 ~反復不成功例と治療終結について~」といった不妊症医療に関することから、「妊娠と甲状腺疾患」「乳がんのホルモン療法」といった女性特有の疾患のテーマ、また「アナフィラキシー時の対応」「ゲノム編集とは何か」等、開催テーマは多岐に亘っています。

1日目はその研修会でお話しさせていただくというもの。
「治療の終結を迎えようとしている患者が、どのような気持ちを抱いているのか」といった治療終結の心理をテーマに、体験者である私の話を聴いてくださるというものでした。

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半分支援者で半分当事者の私の話を、多忙を極めるみなさんにどれだけ聴いていただけるのか。
医療従事者の方々への講演が初めてだった私、まったくイメージできずにこの日を迎えることになりました。

開催時間が迫るにつれみなさん続々と入室され、開始までには会場に置かれた椅子がびっしり埋まり、私の緊張もピーク。

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参加者は下記の通り、個人病院から広島の県立病院とさまざまな施設からいらっしゃいました。

・ 絹谷産婦人科
・ 香月(かつき)産婦人科
・ 広島県立広島病院生殖医療科
・ 正岡(まさおか)病院
・ 広島県健康福祉局母子保健グループ
・ 広島県不妊相談センター

今回の私の演題は、「不妊治療の卒業式を患者と共に」。
1時間の講演中、大きく頷いてくださったり、涙を浮かべていらしたり、一生懸命メモを取ってくださっていたりと、大変共感的にお聴きいただいたのが印象的でした。

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正直、お伝えしたいことがちゃんと届くのかどうか心配でしたが、みなさんの真剣で誠実で温かい眼差しのおかげでそんな心配もなくなり、垣根も取れ、思いのままにお話しさせていただくことができました。

講演後は質問も多くいただき、感謝の気持ちと満たされた思いで胸が熱くなりました。

なぜ満たされた思いになったのか。
治療をやめて約10年経った私自身が、まさにこの場で卒業式をさせていただけたような、そんな気持ちになったから。私の伝えたい思いが、みなさんに真っ直ぐ届いたから、に他なりません。

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患者の思い、当事者の思いをなにより大事にされる絹谷院長先生と、患者を支援するために労を惜しまない参加者のみなさんとの時間は、忘れられないものになりそうです。

絹谷院長先生はじめ、関係者のみなさん、参加されたみなさん、ありがとうございました。

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(絹谷正之院長先生と、今回の研修会のアレンジを担当くださった花谷智子さん(臨床心理士・生殖心理カウンセラー)と共に)

この翌日、患者さんに向けての講演をさせていただきましたが、その様子は追ってご報告いたします。

永森咲希

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2016年7月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : admin