小さな命を失くした体験を語り合う会 「流産・死産という悲しみについて」

今年のGWは快晴の気持ちのいい日が続きましたね。みなさまいかがお過ごしでしたでしょう。
お休みはあっという間に過ぎていきますね。

今日はこのブログで、5月28日(日)のイベントについてあらためてのご案内です。

◆ 日時: 5月28日(日)13:30-16:30
◆ イベントタイトル:「小さな命を失くした体験を語り合う会 『流産・死産という悲しみについて』」
◆ 会場: 東京ウィメンズプラザ 第1会議室
◆ 構成: 第1部 講演(体験者及び支援者)第2部 わかち合いの会(当事者同士)
◆ 参加対象者:第1部 ①流産・死産の体験者 ②その家族 ③妊娠を望む夫婦 ④医療・心理等の専門職 / 第2部 流産・死産の経験者(妊娠を望む方・不妊治療中の方含む)
◆ 参加費: 1部2部共参加の方 おひとり3,000円 1部のみ参加の方 おひとり2,000円

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流産・死産という言葉、日常の暮らしの中でしばしば耳にされると思います。
流産に関しては、「よくあること」とか「流産したということは妊娠できるということ。また妊娠できるから大丈夫」等と言われがちです。不妊治療をされている方で流産を経験される方は多くいらっしゃいますが、私も稽留流産を経験しました。味わったことのないような喪失感と悲しみ。そして恐怖。そのことを医師に伝えた時に言われた言葉は、「流産を怖がっていたら不妊治療はできないよ」でした。結局、私たち夫婦にとって次の妊娠はなく、流産した子が最初で最後の我が子になりました。

死産をした知人は、「早く忘れられますように」と励まされたと言います。亡くなっていたとしても、出産した我が子です。そのことを忘れられるでしょうか。忘れなくてはならないことでしょうか。我が子の命と向き合い、必死の想いで出産されたのです。誕生することなく天国へと旅立ったその子の命も、おかあさんの全身全霊の出産も、おとうさんの支えも、尊い出来事のはず。そんな出来事を受け入れ、大事に抱えていくには時間も心のケアも必要です。

「人に容易には話せない、話したとしてもなかなか理解してもらえない」 そんな体験者の方々のために。
「どんな風に支えたらいいんだろう」 身近なご家族のために。
当事者の本当の気持ちになかなか触れる機会のない医療・心理の専門家の方々のために。

私たちWAKOMO会は発信します。

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WAKOMO会とは。
昨年10月30日に開催したMoLiveのイベント時のアンケートをきっかけに、3団体(WAIS / コウノトリこころの相談室 / MoLive)が立ち上げた自助グループです。多くの皆さんがアンケートで、こうした会の必要性について率直にご意見くださったことによりWAKOMO会が生まれ、第1回目のイベントを開催する運びとなりました。

第1部では、どのような思いでその時を過ごしこれまで抱えてきているかの体験者の講演と、その時をどう捉え、考えたらいいのかについての支援者の講演をお聴きいただき、第2部では、同じ体験をした当事者同士が自由に思いをお話しいただける(ルールの下)場となります。少しでも関心をお持ちいただけるのであれば、ぜひ足をお運びいただけたらと思います。

詳細はWAKOMO会のホームページをご覧ください。https://www.wakomo.jp

必要な方々に情報が届きますように。

永森咲希

2017年5月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : admin

「終結」から「卒業」へ

「終結」から「卒業」へ。
MoLiveの茶話会の名称を変えます。

生殖医療の領域では、不妊治療を終わりにすることを、一般的に「不妊治療の終結」という。

私もこれまでそれに倣っていたものの、「不妊治療の終結」と口にするたびにどうも違和感があり、馴染めずにいた。「終結」って、終わること、決着がつくことだけれど、戦争が終わる際に使われたりする言葉でもある。なんとも柔らかみのない冷徹さを感じるのは、私だけだろうか。

不妊治療の終わりは、誰にでもくる。
でもそれは、何かの決着がつく本当の終わりなの?
その闘いは、妊娠したら勝ちで、子どもができなかったら負け?
母になりたかった思いは、そこで終わり?

不妊治療は闘いであることに間違いはないと思う。でもそれは、己との闘い。
強く子どもを願い、全力でそのことに向かいながらも一喜一憂し、揺れながら歯を食いしばった、まさに自分との闘い。

子どもができず、その闘いの場から去らざるを得ない人にとっても、その時間は大切な人生の1ページではないだろうか。たとえその時「なんの実りもなかった」と喪失感いっぱいになったとしても、その後長く続く人生のなんらかの糧になると信じたい。

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そして、治療という闘いのリンクを降りる前に、その健闘をぜひ称えて欲しい。
「よくがんばったね。お疲れさま」 と。

そう、卒業式のように。
不妊治療からの卒業。

MoLiveの茶話会には3種類のわかちあいの会がありますが、その名称を変えます。

1.新: 不妊治療からの卒業を考える会 (旧:不妊治療の終結に揺れる心 )
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2.新: 卒業生の会 (旧:子どもはあきらめたはずなのに時にざわつく気持ち)
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3.新: 天使を思う会 (旧:流産の悲しみ)
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なかなか人に話せない気持ち、聞けない気持ち。同じ経験をした方々と共有してみませんか。

永森咲希

2017年3月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : admin

人生の季節

年が明けた1月2日の夜、月と金星のランデブーを夜空に見つけた。
そして昨日、空に向かって元気に開花を始めた梅の木を見つけた。

2017年になってまだわずかなのに、秩序だった自然の営みが繰り返されているのを目のあたりにし、あらためてその力に感心したりして。

月と金星の接近を”ランデブー”と言ったのはロマンチストの私の先輩。金星と一緒にいる月は、いつも細い月なんだとか。

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月は約1か月かけて地球の周りを回るし、梅の木はこの時季に必ず花を見せてくれる。そのサイクルが狂ったところなんて、これまで見たことがない。

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この世にあるすべての生物、生きとし生けるものは、皆”季節”を持ち、自然にその秩序に従った営みを続けている。

人間も。
人の一生には”季節”があり、その季節ごとに”旬”があること、この年になってみるとよくわかる。

それなのに人間は、どうしてもその旬や秩序に素直に従わないところがある。
抗ってはいけないことがあるのにね。

私もその口だった。

これからの若人には、季節感をもって人生を歩むことの意義を伝えていこう。

永森咲希

2017年1月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : admin

クリスマスに思うこと

枕もとの毛糸の靴下の中にお菓子。その横には欲しかったもの。
寒くてもふとんから飛び起きて、わくわくしながらサンタからのプレゼントを抱えていた自分の幼い頃を思い出す。幼い頃はサンタに手紙を書いていたし、サンタはドアの鍵をうまくはずしてどんな家にも入って来れると信じていた。

サンタが身近な人なんだと気づいたのは、いくつの時だっただろう。現実がわかったとしても、幼い頃からのわくわく感もあって、クリスマスシーズンは大好きな季節になった。

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クリスマスツリーを飾るたびに、いつか我が子のためにサンタ役をする自分をなんとなく頭の片隅にイメージしていたように思う。結婚して子どもが欲しいと願ってからは特にそうだった。

自然に家族が増え、クリスマスツリーも子どもたちと飾り、クリスマスも賑やかに食事をするイメージ。「プレゼントは昔のように枕もとじゃなくて、欧米風にツリーの根本あたりに置くのがいいのかな」なんて考えたことも覚えている。

でも、長きに亘る不妊治療がうまくいかず、なかなか我が子に逢えないとなると、クリスマスツリーを出して飾ることもなんだか空しくなっていった。街が賑やかに煌めき、人々が浮足立つようなクリスマスシーズンが、なんだか寂しく感じられてしかたない時もあったりして。

でも、子どもをあきらめ夫とふたりの暮らしを重ねる中、車窓から見える景色が変わるように私の気持ちも変わっていく。

5年前に大人ツリーを購入。しっとり上品で、落ち着いた華やかさのあるツリーに変えた。オーナメントも大人向け。

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ツリーにオーナメントを飾り付ける作業は私の担当(夫は飾りつけをするようなタイプではない^^;)。私の周囲にいてくれる人たちのことを思いながら、ひとつひとつ飾り付けていく。

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子どもに迷惑をかけないようにと自己管理に一生懸命な両親。
我儘を言っても理解を示してくれる先輩。
いつも寄り添ってくれる友。
真摯に活動を続ける仲間たち。
そして、未熟者の私に良き指導をしてくださる方々。
なにより私たちの決断を尊重しながら二人三脚で歩いてくれる夫。
愛らしく共にいてくれる愛犬たち。

これまでになく、今自分がいられるこの場所に感謝の気持ちが湧いたクリスマス☆
なぜだろう。

先日あるお店でもらったクリスマスカードにプリントしてあった「The story of a Christmas」をお伝えしたい。

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暗い森の中、誰もいない、何も見えない・・・
ハリネズミはとても寂しく思いました。
すると1本の木の中から突然光が現れました。
よく見るとそこには1羽のフクロウがいます。

「何をそんなに落ち込んでいるのかな?」
「ここには誰もいないし、僕は一人ぼっちなんだ」
「本当にそうかな?もう1度まわりをよく見てごらん」

ハリネズミは言われたとおり、もう1度森の中にじっと目をこらしてみました。
すると、森のあちこちから光が現れたのです。
そこにはいろんな動物やきれいな飾りがあり、森の中はあっという間に輝きに包まれました。

「見えないと思えば見えない。見ようと思えば見えるのさ」

ハリネズミはたくさんの仲間と楽しいクリスマスを過ごしました。

(おわり)

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「見えないと思えば見えない。見ようと思えば見える」

大切なものはひとつだけじゃなく、いくつもの大切なものが、あなたのまわりに隠されているかもしれませんね。

Merry Christmas!!

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永森咲希

2016年12月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : admin

カマキリのカマさん 安らかに

数日前の朝、愛犬2匹を連れて散歩に出た時のこと。

歩いていたその道の真ん中で、目に鮮やかなきれいな緑色をしたカマキリが、仰向けにひっくり返っていた。

「あれれ。ひっくり返っちゃてる。車が通ったその風に飛ばされでもしたのかな」

近づいて見てみると、動いていない。

「えっ、死んじゃってるの?」

指で足に触れてみたら、かなり激しく手足を動かした。

「わっ、よかったよかった。びっくりしたー」

そっとカマキリをひっくり返し、本来の姿勢に戻してあげたら

すぐにひょいひょい歩き出すかとおもいきや、じっとしている。

「カマさん、だめだめ。こんな道の真ん中にいたんじゃ、車に轢かれちゃう」

走り出すかと思って背中を少し押してみたけど、のんびり足を動かしただけ。

「あーん、もう、本当に轢かれる!」

そう思ってカマさんをティッシュでふんわりくるみ、道路の隅に移動させた。そして予定に遅れそうになった私は、足早にその場を後にした。

けれど、なぜか翌日そのカマさんが気になった。夕方からは雨。

(ちゃんと移動できてるよね・・・)

やっぱりどうも気になり、今朝再び愛犬の散歩でその道を通ってみた。

(まさか、いないよね)

道路の隅に緑色のものが見えた。

(嘘・・・)

あのカマさんだった。

目が真っ黒になり、お腹も茶色くなり横になっていた。もう死んでいると思った。

その瞬間酷い罪の意識に見舞われた。

「カマさん、具合が悪かったんだね。気づかなくてごめん」

なぜ緑の多い土の上に置いてあげなかったのか、雨風がしのげる場所に運んであげなかったのか。

とてつもなく悔やまれた。

(せめてこんなところじゃなくて・・・)

そう思って横たわったカマさんの体に触れた。

すると、カマさんは手足をゆっくり動かした。

生きていた。

(丸2日間も。ここで孤独に苦しい思いをしてたなんて)

なんだか泣けてきた。

周囲に土がある場所を探し、紫陽花の木の下に運んだ。

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その場で体をしっかり支えた姿勢になったカマさんは、だんだんと動かなくなった。

そっと背中をさすっても、もう何も反応はなかった。

カマさんを道の片隅におきざりにした罪悪感は、カマさんを看取ることでは相殺されなかったけれど、最期にかけた私の言葉がカマさんの耳に届いたとしたら、それがせめてもの救いだと思った。

カマさん、ごめんね。そして、どうか安らかに。

カマさんのこと、忘れないから。

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永森咲希

2016年11月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : admin

花谷智子先生からのエールインタビューです

エールインタビューの「エール」って、いったいなんのエール?

一言でお伝えするならば、不妊治療を終わりにする時期にいらっしゃる患者さん(当事者の方)や、お子さんをあきらめた方に向けての「応援メッセージ」です。

患者さん(当事者の方)と関わる職務についておられる方々が、日頃どのような思いでいらっしゃるのか、また治療を終結せざるを得ない方や、子どもをあきらめた方々に向けて、どんなことを伝えたいと思っていらっしゃるのか。贈る言葉も含め、それをお聴きしたのがエールインタビューです。

今回は、臨床心理士でもあり、生殖心理カウンセラーでもある花谷智子先生(医療法人絹谷産婦人科(広島)勤務)にじっくりお話しを伺ったそのインタビューを掲載させていただきます。

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日頃はなかなか伺えないような周囲の方々の思い、ぜひご覧ください。

花谷智子先生のエールインタビューは ⇒ こちらです

永森咲希

2016年11月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : admin

10月30日のイベント無事終了しました。

去る10月30日、港区の助成事業として選定されたMoLiveの企画、「夫婦の困難どう乗り越える? 第2回 流産・死産を乗り越えて ~当事者の立場から・支援者の立場から~」が無事終了しましたことをご報告させていただきます。

定員に達したため、1部2部共にお申し込みをお断りさせていただいた方々、申し訳ありませんでした。
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流産・死産の体験は容易に人に話せない、話したとしてなかなか理解してもらえないという側面があるがゆえに、自分だけで、またご夫婦だけで抱え込みがちです。ですから、今回企画した会への参加者も少ないのではないかと想像していました。ですが、1部も2部も定員を超えるお申込み。
新潟から参加くださったご夫婦もいらっしゃいました。

お申込みくださった当事者の方々は、切実な思いを持ちながら何かご自身の中に変化を、またなんらかのきっかけをと、必死で模索していらっしゃるように感じられました。また支援者や医療関係者の方々の参加もありましたが、当事者の気持ちをより深く理解したい、寄り添うために必要なことは何かを知りたいという熱心な志からのご参加だと推察しました。

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流産や死産、特に流産などは「よくあること」という言葉で括られがちです。

よくあることだから、悲しんでばかりいてはいけないのか。
よくあることだから、立ち止まってはいけないのか。
よくあることだから、抱え続けてはいけないのか。

タイトルにつけた“乗り越えて”という言葉。果たして本当に乗り越えられるものなのか。
そんなことをみなさんと一緒に考えました。

1部は3名の講演、2部はグループに分かれてのお話し会(わかち合いの会)。

1部の講演の1人目のお話しは、コウノトリこころの相談室を開いている池田麻里奈先生。
タイトルは「私の死産体験談 ~あの時から5年~」。
暮らしに遊び心を加えながら、日頃活動的に過ごされている池田先生が、5年前に経験された死産についてお話しくださいました。
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経験を語るということは、その時に立ち返り、その時の記憶と思い出をあらためてなぞるということ。辛い時間にもなります。
赤ちゃんがお腹の中で亡くなってしまった時のこと、処置をする前の晩の思い、生まれてきた赤ちゃんとご夫婦がどんな対面をされたか、そしてどんな思いで空にみおくったか。また5年間、どんな気持ちで時を過ごしてこられたか・・・。聴いている参加者の方々も私も、池田先生の5年前に共に戻り、あたかも池田先生のご経験を間近で見ているようなそんな感覚にもなり、切なく胸がしめつけらると同時に、貴重な経験者の心の声をお聞かせいただけたことに感謝した次第です。

2人目の話は、私、永森咲希でした。
タイトルは「聞こえてきたメッセージ」。

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私の流産と不妊治療は密接な関係にあります。治療の経緯から流産をした時のこと、さらに治療に執着したこと、そして子どもをあきらめるきっかけになったこと、あきらめてからの気持ち、そして失ったベビーからもらった今も大事にしているメッセージと、「今の私」「これからの私」についてお話しさせていただきました。

3人目のお話は、お空の天使パパ&ママの会 WAIS代表の石井慶子先生。
タイトルは、「流産・死産の悲しみとカップルの抱える困難」。

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石井慶子先生は、流産・死産・新生児死を経験した夫婦を14年間支え続け、聖路加国際大学客員研究員としては「天使の保護者ルカの会」で、グリーフカウンセリングを担当。当事者の悲嘆のかたちや周産期のグリーフケアについて研究しておられます。
流産・死産という「いのち」を失う死別体験はどのようなものなのか、この死別体験に伴う悲嘆の反応はどういう形で表れるのか、またカップルにおける悲嘆の違いや、過ごし方のヒント等について、事例を交えながら、学術的にお話しくださいました。
落ち着いた物腰で大変わかりやすくお話くださり、多くの参加者の方が「安心できた」と仰っていました。

そして、参加者のみなさん、真摯にアンケートにご協力くださいましたので、一部抜粋してご紹介させていただきます。

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【1部講演会の感想(一部抜粋)】

<当事者の方々より>

☆ それぞれの先生がご自身の体験をご自身の言葉でお話しくださり、自分だけじゃなかったとあらためて気づき、共感できました。

☆ 流産・死産を繰り返し、不育症と診断され、その後なかなか妊娠できなくなり孤独の中にいる中、こんな温かく優しい会に参加でき有難く思います。このような経験をした人が周りにいなくて「自分だけが前にすすめていない」と思っていました。今回初めてこのような会に参加して、一人じゃないと思えましたし、心が軽くなりました。今回勇気を出し、本当によかったです。

☆ 「悲しみから早く抜けないといけない」とどこかで思っていましたが、5年経っても涙される池田先生を見て、悲しいのは当然のことと安心しました。永森先生の「卒業はない」でも「波をやり過ごす、そんな乗り越え方はある」というお話しは、自分がなんとなく感じていたことと一致して、勇気をもらえました。石井先生のお話しは「なるほどな」と思わされる点が多く、とても安心できました。

☆ みなさん大変つらいご経験をされたそのお話しから、妻の反応がごく自然だということがわかりました。

☆ 自分が経験したことに対して、これまで何かにすがりたい気持ちがあり、でも「自分で探さないと見つからない」という苦しい状況がこの1年ありました。今日、先生方が同じような経験をされたことを「聴けた」ことが、私にとって何よりの安心になりました。

<医療者の方々より>

☆ 不妊症治療の後の流産・死産の悲しい体験を伺い、日頃の医療現場で経験者の思いを酌んだケアの必要性を感じました。また、流産・死産を経験されたカップルには、長期的なサポートが必要なのに、現実的にはそのような場所、機会が非常に少なく、今日の企画は大変有意義であると思いました。

☆ 医療者・支援者として、当事者の方とお会いする時は、それぞれの思いを否定せず、誠実に向き合いたいと強く思いました。体験談を伺えたことで、今までよりも心と腰を据えて、患者さんや当事者の方々のお話を聞けるようになるかなと思っています。

☆ とても良いお話を伺うことができました。石井先生の「心をどうもっていくか」看護師としてとても勉強になりました。

☆ 流死産の際、後の対応(主に病院)に関して寂しいなと思うことが多いので、サポートが一般化されることを願います。

2部は、同じ体験をした方々が6~7名ずつのグループに分かれてのお話し会。
講演会を共に聴いた後ということもあってか、どのグループも早い段階からさまざまなお話が出たようです。

泣いたり笑ったり、時には自分と似ている感情の方がいることにほっとされたようなご様子だったり、全員の方がよくお話しして下さいました。参加者皆さんが、他の方の気持ちを尊重し、内容濃く大変有意義な時間を過ごされたのではないかと感じました。

下記は2部のアンケートです。

【2部 お話し会の感想(一部抜粋)】

☆ 同じ経験をした方々にたくさんお会いできて嬉しかったです。

☆ 普段ほとんど口にすることのない気持ちを話したり、いろいろな方のお話が聴けて、心が落ち着きました。また機会があれば参加してみたいと思います。

☆ 同じ悩みを抱えていますが、それぞれ皆さん違った背景、経験をお持ちなので、参考になることがたくさんあり参加してよかったと思いました。

☆ 自分の正直な思いを話すことで気が楽になりました、また、他の方の話を聴くことで、自分ひとりではないと思うことができました。ありがとうございました。

☆ 皆さんと思いを共有でき、来る前はまた辛い気持ちを思い返して沈んでしまったらどうしよう・・・などと思っていましたが、とてもスッキリできました。悩んでいるのは自分だけではないと安心しました。

☆ 話すことは勇気が要りますが、話すと心が軽くなりました。

☆ 会に参加すること自体大変悩み、勇気が必要でしたが、思い切って来てよかったです。

1部2部共にアンケートを拝読し、開催の意義を再認識すると同時に、参加者のみなさんからいただいた「ぜひまた実施してください」といった声を大事に、本企画、継続していきたいと思っています。

今回の開催にあたり、深い理解と共に細部に亘り細やかな心配りをしてくださった港区リーブラのスタッフの皆さま、広報に力をお貸しくださった皆さま、関係者の皆さま、本当にありがとうございました。

そして、当日協力くださった演者及びスタッフの皆さま、お疲れ様でした。

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【講師の連絡先】

★ 石井慶子先生(生殖心理カウンセラー/社会福祉士/精神保健福祉士/家族相談士)
お空の天使パパ&ママの会 WAIS 代表
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ホームページ  http://www.h4.dion.ne.jp/~wais.kt/
Facebookページ https://www.facebook.com/osoranotenshiwais
Blog  http://wais.jugem.cc/
お問い合わせ fwk-ishii@h9.dion.ne.jp

 
 

★ 池田麻里奈先生(不妊カウンセラー/家族相談士)
コウノトリこころの相談室
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ホームページ  http://kounotori.me/
Facebookページ www.facebook.com/kounotori.me/
Blog http://funinhibiki.net/
お問い合わせ info@kounotori.me

 
 

★ 永森咲希(不妊カウンセラー/キャリアコンサルタント/産業カウンセラー/家族相談士)
一般社団法人MoLive(モリーヴ)代表
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ホームページ  http://molive.biz/
Facebookページ https://www.facebook.com/molive.room
Blog  http://molive.biz/?page_id=11
お問い合わせ .nagamori@molive.biz

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一般社団法人MoLive(モリーヴ)
永森咲希

2016年11月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : admin

昨日のMoLive茶話会の様子「不妊治療の終結に心揺れる」

爽やかな澄んだ青空だった夏日予報の昨日、予定通り10月の茶話会を開催しました。


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テーマは「不妊治療の終結に心揺れる」。

今日の参加者の皆さんは初めての方ばかり。

行ったこともないような場所に出向くこと、知らない人たちと話をすること、今まで会ったこともない人たちに自分の極めてプライベートなことについて話をすること…etc. 
申し込みには大きな勇気を要すことと思います。

それでもこの茶話会にたどり着いてお申し込みをされる方は、苦悩の中にいながらも、なんとかしたい、どうにかしたいと、ご自身の中になんらかの変化を求めておられる方。いらっしゃるだけで、それは大きな第1歩。

少人数だったこともあり、仕事との両立、家族や親族との関わり、夫との関係、養子縁組、あきらめるという段階について…etc、多岐に亘り深くお話しすることができました。

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初めて会ったのに大笑いしたり、お互いの話に涙したり、黙って頷きあったり。
いつも感じる不思議で温かい空気。
今日も充満してました。

「普段は仕事に追われる中、立ち止まって考える時間を作ることの大切さを痛感しました」とおっしゃってくださったCさん。
最後の最後になさった”虫の命のお話し”、みんなで泣き笑いした時間。忘れません。


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またお目にかかりましょう。

永森咲希

2016年10月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : admin

茶話会(わかちあいの会)「子どもはあきらめたのに・・・」の様子

今日(2016年9月28日)の茶話会(わかちあいの会)は、こじんまりとアットホームなものだった。こじんまりした会の良さは、おひとりおひとり深く話しができ、じっくり聴けること。そして守られた空間で、少しずつご自身を解放いただけること。

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今日のテーマは「子どもはあきらめたのに、時に心が揺れる」。不妊治療を終わりにすることに葛藤した時期は通り過ぎたとしても、新たな戸惑いが出てきたり、漠然としていた不安が現実味を帯びたり。仕事のこと、人間関係のこと、将来のこと・・・etc. 話しの内容は多岐に亘り、互いに共感し合いながらわかち合った、あっと言う間の2時間だった。

おひとりの方がおっしゃった言葉。

「子どもはできなかったけれど、不妊治療をやり遂げた自分を誇りに思う」

誇り。

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心に優しいあかりが灯ったようだった。

皆さんがご自身の体験を誇りに思うことができますように。

今日は栗と小豆と葛の和菓子で、秋を先取り。

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遠方から2時間かけて参加くださった方、迷わずお帰りになれたかな。
みなさま、お疲れ様でした。

永森咲希

2016年9月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : admin

不妊治療休暇制度 – TOYOTA発表

女性が当たり前に働く現代、生殖の問題を取り巻く職場環境も変化を求められる時代が訪れたと感じる。

トヨタ自動車が、来年から不妊治療を受ける従業員のために休暇制度を設ける方向であることを発表(本日のニュース)。

妊娠に向けて努力する人
流産・死産を経験した人
妊娠した人
出産する人
妊娠・出産をあきらめた人

同じ女性でも、妊娠・出産を巡っては、さまざまな立場に置かれることになる。
どの領域にいる女性にとっても、配慮ある職場環境であるといいなと思う。

ある企業の方がおっしゃった。
「企業で生殖の問題を支援することは、パンドラの箱を開けるようなものだ」と。

この方がおっしゃるように、生殖の問題は極めてプライベートな領域の話だ。
けれど、まさに今は国民一人ひとりが輝ける「一億総活躍社会」を銘打っており、しかも昨年には、女性社員の活躍促進のために「女性活躍推進法」という法律まで成立している。

こうした社会環境下、生殖問題についての支援をタブー視するのは、いかにも時代錯誤という気がしてしかたがなかった。

1日のうち、最も長い時間を職場のために費やすものの、その時間だけが「その人」の人生の時間ではない。
「若者も、高齢者も、女性も、男性も、障害のある方も、いちど失敗を経験した方も、一人ひとりが家庭や地域や職場で自分の力を発揮し、生きがいをもてる社会の実現をめざす」、それが今の日本が謳っている「一億総活躍社会」のはず。

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そして、勘違いしてはならないのが、生殖の問題は女性だけの問題ではないということ。
特に不妊治療については男性の協力なくしては成り立たないし、今や、半分近くが男性不妊でもある。

ジェンダーの問題、生殖の問題は、職場にとっては扱いづらく難しい問題だと思う。
けれど、男女共に肩身の狭い思いをせず、憂いなく、人生の大事な選択をするタイミングを逸しないように。企業のマネジメントの方々には、ぜひその環境整備についてご検討いただけたら有難い。

永森咲希

2016年8月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : admin