開催報告!「知っててほしい 妊娠適齢期!(不妊の現状から)~男女で考えよう 後悔しないライフプラン~」

去る11月23日(木・祝)に開催させていただきました 「知っててほしい 妊娠適齢期!(不妊の現状から)~男女で考えよう 後悔しないライフプラン~」は、20代から80代までの約70名の方々にご参加いただき、盛況のうちに終了いたしました。

数年前から温めていた企画。昨年秋に港区立男女平等参画センターリーブラの助成事業として応募してから、1年以上の準備を重ねての開催でした。

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採用くださった港区の皆さま、ご協力くださいましたNPO法人日本不妊予防協会の先生方、忙しいスケジュールの合間をぬって参加くださった杉山愛さん、告知に賛同いただきました企業や教育関係の方々、そしてご縁のある皆さま方のお力添えのおかげです。この場をお借りして心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

以下に当日のご報告をさせていただきます。

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当日の午前中は雨で、スタッフが集合したのはまさに雨がピークの時。80数名のお申込みくださった方々の参加を案じ、天候回復を願いながら準備に取りかかりました。

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安定感のある落ち着いたリーブラホールは、ステージからお客様を見上げる造りになっていますが、20代から80代までどんな方々がお聴きくださるのか、満足していただける時間になるか、期待と緊張が入り混じる準備時間でした。

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司会の進行と共に、私、永森のご挨拶で始めさせていただきました。
晩産化が意味することや、現状の背景にあること含め、なぜこの企画を立てたのかについてお話しさせていただきました。

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最初のご講演は、久保春海先生。

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(プロフィール)
・ NPO法人日本不妊予防協会 理事長
・ 渋谷橋レディースクリニック 院長
・ 東邦大学医学部名誉教授
・ 日本生殖心理学会名誉理事長
・ 日本IVF学会顧問
・ 「ヒト卵細胞の体外受精について」により医学博士及び林基之賞受賞

ご講演タイトル:「生殖医療の現状と医師から伝えたいこと」

久保先生は日本の不妊治療を牽引してこられたドクターですが、平易な言葉でわかりやすく、生物学的な男女の違いの話から、晩産化の実状、年齢と妊娠力の実態や不妊治療についてお話しくださいました。「花の命は結構短い」「加齢は大敵 – 『まだ産まない』から『もう産めなくなる時』-」も印象的でしたが、最後のまとめの言葉、「『子どもは授かるもの』という時代はもう終わりました。これからは、自分のライフプランにもとづいて、努力して『子どもをつくる』時代です」は、まさに時代性のあるメッセージでした。

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次の登壇者は、平山史朗先生。

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(プロフィール)
・ 東京HARTクリニック 生殖心理カウンセラー/臨床心理士
・ 日本生殖心理学会 副理事長
・ 家族心理士

ご講演タイトル:「男性たちよ、知識を持とう!」

平山先生の講義や講演はとても面白いといつも好評ですが、今回も女性の気持ち、男性の心理について楽しくお話しくださいました。不妊の48%は男性側に原因があると言われる今、子どもを持とうとする時の夫婦の向き合い方はとても大事。妊娠・出産というと日本ではまだまだ妻の問題と捉えられがちですが、実際は夫を含めたふたりの問題です。女性と男性の違いによって起こりがちなコミュニケーションエラーのさまざまなケースをを紹介いただきながら、妊娠や不妊治療という問題に対して男性たちはどんな知識を持ったらいいのかわかりやすく説明くださいました。「不妊治療における夫の心得(初級編)」や「結婚前の男性へ」といった男性へのメッセージ、また会場に足を運んでくださったそれぞれの立場の方々に向けた「Take-home Massages」は、きっと皆さんの心に届いたことでしょう。

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そして私、永森咲希が講演させていただきました。
講演タイトルは、「考えてみて あなたの人生の季節」です。

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「自分は不妊になるかも」と思いながら成長する人はいないはず。「いつか自分が望んだ時に、子どもはできる」そう思っている方がほとんどでしょう。不妊という言葉はよく耳にする言葉になりましたし、悩まれている方も多いですが、こればかりはなってみないとわかりません。今回は20代から80代までの様々な立場の方々が参加くださいましたので、子どもができない(不妊)ということはどういうことか、不妊治療とはどんなものか、治療の過程やその心理について、私自身の不妊治療の体験を通して紹介させていただきました。自分もそうなるかもしれない若い世代の方々へ、、、ご自身のお子さんがそうなるかもしれない親御さんたちへ、、、自分の部下が悩んでいるかもしれない上司のあなたへ、、、あなたの生徒がいつかそうなるかもしれない先生方へ、、、皆で一緒に考えていただけたらという思いでお話しさせていただきました。そして、私たちが四季の中で生きているように、人生にも四季があること、またそのそれぞれの季節をどんな風に生きたらいいのいかについても考えていただけたのではないかと思います。

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そして、今回スペシャルゲストとして登壇されたのは、杉山愛さん。お忙しい中駆けつけてくださいました。

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(プロフィール)
スポーツコメンテーター(元プロテニスプレーヤー)
2009年10月の引退まで17年間プロツアーを転戦。WTAツアー最高世界ランクはシングルス8位、ダブルス1位。グランドスラムでは女子ダブルス3度の優勝、混合ダブルスでも優勝、シングルスでは連続出場62回という世界記録も樹立。五輪は4回連続出場。引退後は後世育成活動やコメンテーターとして活躍。2015年に第1子を出産。著書:「勝負をこえた生き方(トランスワールドジャパン)」「杉山愛のウィッシュリスト100(講談社)」

「愛さんが母になるまで そして今思うこと」について、永森とのトークというスタイルでお伺いしました。

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テニスと共に生き、34歳で現役を引退されるまで、結婚すること、子どもを持つことをどんな風にイメージされていたのか、また結婚後妊娠を希望するに至るまでや、ご夫婦としての捉え方などをお伺いしながら、思うように妊娠に至らなかった時のお気持ちや不妊治療中の思い、その時をどんな風に過ごされていたか、等々とてもフランクにお話しくださいました。不妊治療中は、アスリートとしてスポーツと向き合う困難さとはまた異なる難しさと辛さを感じられていたとのこと。みんな同じですね。愛さんはイメージすることをとても大事にされている方。妊婦の裸体の写真を切り抜き、顔の部分にご自分の顔写真を貼りつけてイメージしていたといった楽しいお話しも印象的でした。

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引退後につくり始めたウィッシュリストが、自分の人生を切り開くことや自分の気持ちを確認する上でとても助けになったといったお話しも伺うことができました。

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愛さんは、「自分の人生は、どんな結果であろうと、自分で切り開くもの」だということを、世界のトップレベルで闘ってきた元プロテニスプレーヤーとしてだけではなく、女性として生きる上でも実践されている方だということを感じたあっという間の35分間でした。

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太陽のような笑顔と潔さを持ち合わせた素敵な女性、杉山愛さん、ありがとうございました。

最後に登壇者全員(久保先生、平山先生、杉山愛さん、永森)のシンポジウム。
テーマは「手遅れにならないために、今、何が必要?」。

今回、事前にいただいた登壇者への質問が多く、せっかく皆さんからいただいたので出来る限りお答えしようということになり、このテーマに沿ったご質問にお答えする時間にさせていただきました。

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まず最初に質問を受けた登壇者がお答えし、それについて他の登壇者も含めて皆で検討する流れ。

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「若い娘さんを婦人科の検査に連れていっていいものか不安がある」といった親御さんからのご質問や、「人生の闘いに勝つための秘訣、気持ちを持ち直したり切り替える方法は?」、「カウンセリングってどんなもの?」といった不妊治療中の方から、「男性の不妊診断方法や不妊対策は?」といった若い世代の男性からのご質問等々、さまざまな興味深いご質問をいただき、このシンポジウムの時間もあっという間でした。

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今、社会では、ダイバーシティーという言葉が浸透していますが、人の生き方は多様でいい。ただ、正しい知識を知っておくこと、また自分とは違う生き方をしている人を知ろうとすること、自分だったらって考えてみることが、どんな立場の方々にも必要ではないかと感じています。

約70名ほどの参加者の中、アンケートを記入くださった方は65名もいらっしゃいました。たくさんの方々にご協力いただいたアンケート。参加してよかったといったご意見を多くいただきました。ありがとうございました。

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今後も、より多くの方々に見聴きしていただきたいと思いをあらたにした時間でした。

ご協力くださいましたすべての皆さま、ありがとうございました。

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一般社団法人MoLive(モリーヴ)
永森咲希

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2017年12月3日